Gratoとは

Gratoとはイタリア語の形容詞で“感謝している・心地よい”という意味。埼玉県の有機農場で1年間研修後、2003年長野県箕輪町に新規就農。新たな地で農業を始めるにあたり、いろいろな方にお世話になり何とかここまでこれました。常に人への感謝と自然の恵みへの感謝の気持ちを忘れないという意味と、農業が常に心地よくあるようにという気持ちも込めてこの名前にしました。

Gratoの場所

Gratoがあるのは、南アルプスと中央アルプスに挟まれた信州伊那谷の西側に広がる緩やかな斜面の田園地帯。標高850mの準高冷地で、比較的涼しい気候ですが、日照量が多く夏は最高気温が30℃を超える日もあり、年間を通して、多種多様な野菜の栽培ができます。山林も近く、新鮮な空気と清らかな水に恵まれ、野菜の生育に良い影響を与えてくれます。

Gratoのこだわり

私たちのいつも食べている野菜は生き物であり、そのエキスが私たちの元気の源となっています。私たち農家の仕事は、その野菜たちが健康的に大きくなっていくよう、その生育環境を出来るだけ自然に近い形で整え、見守り、時には手を差し伸べてあげることだと考えています。Gratoではそんな野菜たちのために以下のようなことをしています。

1. 無農薬・無化学肥料

身体や周辺環境に悪影響を及ぼしかねない農薬の使用はせず、栄養サプリメントのように栄養素を化学的に濃縮したような化学肥料の使用も一切いたしておりません。

2. 土作り

(1)マメ科やイネ科などの緑肥作物を鋤き込み、土を肥沃に。
(2)木質チップやバーク(樹皮)を数年寝かした堆肥の投入。
(3)畑の土を肥やす大豆や小麦などを輪作体系に組み入れる。
(4)投入する肥料に米ぬかを主体とした発酵肥料(自作)を用いる。

などによって土を活性化し、微生物などの多様な生物が住みやすい環境をつくり、栄養たっぷりの生き生きとした野菜ができるよう努力しています。

Gratoの栽培品目

  • 年間50種類ほど栽培しています。作付面積:約80a(8000㎡)
  • 自給分と一部販売しています。作付面積:11a(1100㎡)
  • 中力小麦を栽培、製粉後うどんなどに加工しています。
  • 大豆、黒豆、その他雑豆 大豆は主に味噌に加工しています。